すこし更新が遅れており、現在七夕のときのお料理や食卓をアップしております。
七夕は中国の陰陽五行説に由来する日本の暦ですが
七夕の日に行事食として素麺を食べるようになったのは日本独自の文化と言われています。
お素麺と言えば夏に食べるイメージをお持ちの方も多いと思いますが、
七夕の行事食だということはあまりご存じでない方も多いかもしれません。
そのはじまりは、供物とされる素麺の前身の「索餅」を食すことで無病息災を願う中国の風習が
伝わり、日本では時を経て素麺へと進化、現在でも七夕に素麺を食べる習慣が残っていると
言われています。
海老は臭みを消すため丁寧に下ごしらえし、つゆと少量のお水でさっと火を通せば
出汁が染み味わい深くなります。
海老の風味が移った温かいつゆにひとさじの鶏ガラを溶かして残りの出汁を混ぜ合わせれば
酢が効いた夏にぴったりの味わいになるのでぜひお試しください。
みずみずしいきゅうりは千切りにします。
身体の余分な熱をとってくれる夏野菜としてきゅうりはこの季節特に重宝します。
素麺の味を引き立ててくれる薬味はみょうがや白ごまなどをお好みで加えてください。
もちろん大葉や貝割れ大根もいいのですが、今日はもう1品の副菜に大葉の春巻きを
合わせる予定なので、バランスも考えて入れませんでした☺
代わりに入れたのは、優しい味わいが素麺に程良く馴染むレッドキャベツスプラウト。
ほんのりキャベツの風味がしますが、栄養価も高く美味しいです。
さて、夏になるとなぜだか恋しくなる柔らかな雰囲気が漂う細いお素麺、
機(はた)を織る織姫の織り糸をイメージしているともされています―。
また ゆるりと束ねた麺の雰囲気は天の川に見立てられているとも言われます。
いろんな背景を知るほどに何気なく食べていたお素麺も ほら・・・
少し違った表情に見えてきませんか―?
ひんやりした爽やかなお素麺がこの季節にとてもよく合います。
赤や緑の彩り良い野菜が映える真っ白なお素麺。
夜空に浮かぶ天の川を想いながら・・・暑気払いにお素麺はいかがでしょうか?
材料
- そうめん … 2把
- 海老(ブラックタイガーなど) … 2尾
- きゅうり … 1/4本
- レッドキャベツスプラウト … 1/2パック
- みょうが … 1個
- 白ごま … 適量(約小さじ2)
~つゆ~
a)麺つゆ … 50ml
a)水 … 200ml
a)酢 … 大さじ3
a)ごま油 … 小さじ1
a)鶏ガラ … 小さじ1
数量:
2人分
調理時間:
30分
予算:
500円
難易度:
★★☆☆☆
作り方
1 海老の下処理をします。
殻をむき、尾を(揃えるように)斜めに切り落とし、背ワタを取ります。
少量の片栗粉(分量外)で揉み込んだ後、さっと水洗いしておきます。
2 鍋に(a)の麺つゆと水(50mlのみ)を入れて沸騰させ、海老にさっと火を通します。煮過ぎると固くなるので、海老の色が赤く変わったらすぐに取り出してください。
だし汁はそのまま鍋で粗熱を取ります。
3 めんつゆベースを作ります。
ボウルに(2)のだし汁、その他(a)の材料をすべて入れ、鶏ガラの素が溶けるまでよく混ぜます。
*その後冷蔵庫で冷やすか、冷蔵庫で冷やす時間がない場合は(分量通りになるように)水に氷を加えておくとスムーズです♪
4 きゅうりは千切りにしてから細切りに、みょうがはスライス、レッドキャベツスプラウトは根元を落とします。
5 鍋にたっぷりのお水を沸騰させ、そうめんを入れ規定の時間通り茹で、冷水で〆ます。
6 器に盛り付けます。そうめんは乾燥すると固まりやすいので、手で食べやすい分量をすくいながら、丸めるように重ねて盛ります。
そうめんの上に(4)の野菜を並べ、中央に白ごまと海老を乗せたら完成です♪
MIMI’S KITCHEN
こちらのブログはCHRYSAN&ANTHEMUMが、和食をテーマに、誰でも気軽に、ちょっぴりおしゃれに、 そして美味しくをコンセプトにレシピを紹介しています。 ご覧いただいた方に少しでも興味を持っていただけるよう...
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