夏から初秋にかけて、日本では、茄子(ナス)が美味しい季節。
毎年この季節、お店で美味しそうな茄子を見かけると買ってきて、まず最初に作るのがこの料理です。
普通の大きさのなすももちろん美味しく作れますが、
今日は、まんまる大きくて、きれいな紫色の米なすがお店にあったので、思わず手に取ってしまいました。
「米なす」といっても、アメリカのナスではありません。
米なすはアメリカ種の”ブラックビューティー”を日本で改良したもので、日本に売っている茄子に比べて丸みを帯びていてとても大きく、種が少なく、身が引き締まっていて柔らかいのが特徴です。
なすを買うときは、艶とハリがあり、濃い紫色をしていて、手に取った時にずっしり重みがあるものを選ぶといいですよ。
そんな可愛い形の茄子ですが、あなたが一番好きな茄子料理は何ですか?
きっとパスタや煮浸しと並んで、揚げ物などの油を使った料理が思い浮かぶのではないでしょうか。
(そういえば、海外の友人と天ぷらを食べに出かけたとき、なすの天ぷらを喜んで食べていましたね!)
そう、なすは油との相性が最高にいいのです。
なすの90%は水分だと言われれていますが、加熱すると水分が外に出て、代わりに油を吸ってしまうからです。
だからお肉料理のアクセントに加えるととても美味しく相性抜群。
豚肉などから出た旨みたっぷりの油を、しっかり吸い込んでコクを引き出してくれるのです。
彩りもいいうえ、和洋中どんな料理にも合うので重宝されるのも納得ですね。
今回、味付けのポイントに豆板醤を使用しています。
中華料理に使われることが多いですが、ほんのひとさじ入れるだけで、
ピリッと味を引き締めてくれて暑い夏に食欲を掻き立てます。
そして盛り付けのポイントは、赤パプリカと糸唐辛子。
(薬味好きなので、糸唐辛子や白ごまの出番が多めでしょうか笑♪)
やはり料理は彩りが大切なので、食事を目でも楽しいみたいですね。
ぜひ、すぐにでも試していただきたい1品です。
さてさて、雑談はこのくらいにして、本日の夕食に「茄子と豚肉のピリ辛みそ炒め」はいかがでしょうか。
材料
- 豚こま(または豚バラ) … 200g
- 米なす … 1本(約250g)
- ピーマン … 2個
- 赤パプリカ … 1/2個
- ごま油 … 大さじ1
a)みそ … 大さじ1
a)酒 … 大さじ1
a)しょうゆ … 小さじ1
a)みりん … 小さじ1
a)豆板醤 … 小さじ1
a)コチュジャン … 小さじ1
a)にんにく … 1片(小さじ1)
a)鶏ガラスープの素 … 小さじ1/2
- 白ごま … 適量
- 糸唐辛子 … 適量
数量:
2人分
調理時間:
30分
予算:
800円
難易度:
★★☆☆☆
作り方
1 なすは、2cm幅の輪切りにします。
*今回は米ナスを使用したので、さらにいちょう切りにして食べやすい大きさにしました。
なすはたっぷりの水に10分ほどさらし、あく抜きをしましょう。
ピーマン、赤パプリカは、種を取り、食べやすい大きさに切ります。
豚こまは、大きければ食べやすい大きさにカットします。
2 にんにくは皮をむき、すりおろします。
その他の調味料(a)と一緒に混ぜ合わせておきます。
3 フライパンにごま油をひき、中火で熱します。
豚こまを入れ、色が変わるまでしっかり炒めます。
4 なすを加え、豚肉の油を吸わせるように、しっかり炒め合わせます。
なすが柔らかく表面が透き通ってきたら、ピーマン、赤パプリカを加え、火が通るまでしっかり炒めます。
5 (2)で混ぜた調味料(a)を加え、絡めるように揺すって炒め合わせます。
6 お皿に盛り、白ごま、糸唐辛子を飾ったら出来上がりです♪
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