今回の料理は豚肉つながりで豚の生姜焼きです。
豚の生姜焼きは「日本の定食」の定番料理です。
甘辛いパンチのある味わいが食欲を加速させて人気ですが、
実は夏に限ったことではありませんが、年中、スタミナ料理としても定評があります。
まず豚肉はビタミンB1を多く含んでいます。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きがあり、疲労回復に効果的だと言われています。
また生姜には「ジンゲロール」と「ショウガオール」という特有の辛み成分があります。
「ジンゲロール」は生の生姜に含まれ、加熱すると「ショウガオール」に変化しますが、
これらは殺菌力があるため、整腸効果が期待できます。
また、ショウガオールは、冷えをとって血行を良くしてくれる働きがあるため、冷房や冷たい飲み物で冷え過ぎてしまった身体に効果的です。
とても栄養面でも理にかなった、スタミナ料理と言えるでしょう。
そんな豚の生姜焼き。
その発祥はというと、銀座の和風創作料理店『銭形』と言われています。
1951(昭和26)年、当時の創業者齋藤益夫氏が、修業時代から温めていた豚ロースを醤油ダレに絡めて焼くメニューを提供。
白ご飯が進む料理として人気に火がつき、徐々に看板メニューとして広がったのだそうです。
きっと手早く一度にたくさんの量を調理できる点はお店にとっても都合がよく、かつ、手短に食事ができる点は忙しいサラリーマンにとっても好都合だったに違いありません。そんな事情も生姜焼きの根強い人気を支えてきたことでしょう。
栄養面もさることながら、忙しい現代人の生活スタイルに即した料理、生姜焼き。
今夜の晩御飯にいかがでしょうか。
材料
- 豚ロース … 300g
- たまねぎ … 1/2個(約100g)
- 生姜 … 1片(大さじ1)
- しょうゆ … 大さじ2
- みりん … 大さじ1
- 酒 … 大さじ1
- 小麦粉 … 適量(小さじ2)
- サラダ油 … 大さじ1
数量:
2人分
調理時間:
30分
予算:
700円
難易度:
★☆☆☆☆
作り方
1 たまねぎは1/4を薄くスライスし、残り1/4をすりおろします。
生姜は皮をむき、すりおろします。
2 (1)ですりおとしたたまねぎと生姜は、しょうゆ、みりん、酒と混ぜ合わせておきます。
3 豚ロースは数か所を筋切りします(肉と筋の間に包丁を入れます)。
*こうすることで、焼いたときの肉の縮みを防ぎます。
豚肉に軽く薄力粉をまぶし、余分な粉ははたいておきます。
*肉汁の旨みを肉に閉じ込めます♪
4 フライパンを中火で熱しサラダ油(大さじ1)をひき、肉を並べます。
片面に焼き色がついたらひっくり返して薄切りにしたたまねぎを加え、肉に焼き色がつくまで炒めます。
5 両面にこんがり焼き色がついたら、(2)の調味料を入れ、肉にタレを絡めながら1~2分程度しっかり煮絡めます。
6 器にお好みで野菜を盛り、生姜焼きを盛り付けます。
今回はアスパラとヤングコーンをさっと焼き、塩をまぶしました。
最後にお好みでマヨネーズ、一味唐辛子を飾ったら完成です♪
- MAIN DISHES, レシピ
- コメント: 0
MIMI’S KITCHEN
こちらのブログはCHRYSAN&ANTHEMUMが、和食をテーマに、誰でも気軽に、ちょっぴりおしゃれに、 そして美味しくをコンセプトにレシピを紹介しています。 ご覧いただいた方に少しでも興味を持っていただけるよう...
コメント
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。