【プロの味♪】誰でも美味しく作れる餃子の作り方!

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「今日の晩御飯は餃子にしよう!」
母がそう言うと、父はビールの在庫を確かめにいそいそと席を立った。
幼い頃の私や兄弟もまた、「今日はごちそうだ!」と喜んだ記憶がある。

それは包む人の人柄や心模様を表してしまうような、愛嬌のある表情をしている。
大きさも包む餡もさまざま。包み方も、家庭によって表情豊かな顔を見せる。
あの頃、母と一緒に台所に立ち、おままごとのように包んでいた餃子を、今は家族の笑顔のために作りたいと思う―。

そんな家族みんなを笑顔にする逸品は、どこからやってきたのだろうか。
餃子の起源には諸説あり、紀元前600年頃には、既に中国で餃子と思しき物が食べられていたと言われている。ちなみに中国で餃子と言えば、日本で言う「水餃子」「蒸し餃子」が主流であり、「焼き餃子」というのは残った水餃子を焼いたもののことを指しているそうです。

そんな餃子が日本に初めて伝来したのは今から300年以上前、江戸時代のことと言われていますが、本格的に普及したのは第二次世界大戦後、中国満州から帰還した日本人が現地で食べた焼き餃子の味を思い出し、作り広まったときだと言われています。

試行錯誤して作られたその餃子は、日本人の口に合うように、つまりは白ご飯に合うようにアレンジされ、生の餃子を焼いて食べるという日本独特の「焼き餃子」スタイルとして定着したのだそうです。

パリッと香ばしい皮から、ジュワっと熱々の肉汁がこぼれだす「焼き餃子」。
餃子を食べる家族の顔を思い出せば、ほら、不思議とみんなとっても幸せそうな表情で餃子を頬張っていませんか?

家族の笑顔が見たいから―。本日の献立に「餃子」はいかがでしょうか?

材料

  • 餃子の皮 … 1袋(20枚入り)
  • 豚ひき肉 … 120g
  • 白菜(なければキャベツ) …120g
  • ニラ … 1/3束(50g)
  • 塩 … 小さじ1/2
  • 調味料
    a)にんにく … 小さじ1(ひとかけ)
    a)生姜 … 小さじ(ひとかけ)
    a)ごま油 … 小さじ1
    a)濃口醤油 … 小さじ1
    a)みりん … 小さじ1
    a)紹興酒(なければ紹興酒) … 小さじ1
    a)味覇(なければ鶏ガラ) … 小さじ1
  • サラダ油 … 大さじ1
  • 水 … 150ml
  • ごま油 … 小さじ1

数量:
2人分(20個分)

調理時間:
50分

予算:
約700円

難易度:
★★★☆☆

作り方

1 まずはニラ、白菜をみじん切りにします。
 *5㎜角ぐらいの大きさに刻むと、水分が出やすく、まとまりがよくなります♪
 *白菜、キャベツ両方試作しましたが、白菜の方がひき肉との馴染みがよく、
  旨味が残るのでオススメです♪

2 1)をボウルに入れ、塩(小さじ1/2)を加えよく混ぜ、20分放置します。

3 野菜を置いている間に、調味料(a)を準備します。
 にんにく、生姜はすりおろします。
 その他の材料(a)と一緒にあわせ、味覇(ウェイパー)を溶かすように混ぜます。

4 豚ひき肉を大きなボウルに入れ、よくこねます。
さらに3)の調味料を入れ、よく混ぜます。

5 2)の野菜から出た水分をよく絞り、4)のボウルに入れ混ぜ合わせます。

6 皮で餡を包みます。
*モランボンの米粉入り餃子の皮がおススメです
 焼いたときの食感がもっちりパリパリになりますし、あんも包みやすいです♪
 餡大さじ1程度を皮に乗せたら、餃子の皮のふちを濡らします。
 皮を半分に折り畳み、1cm間隔でヒダを寄せ、指で皮を押さえて密着させます。

7 フライパンにサラダ油(大さじ1)をひき、強火で熱します。

8 餃子を丸く隙間なく並べます。
 1~2分程度焼き、焼き色がついたら水(150ml)を回しかけ、蓋をして5~6分蒸し焼きにします。
*強火のままでOKです♪

9 水分が完全に蒸発する直前に、ごま油(小さじ1)を鍋肌から回しかけ、再び蓋をして1分焼きます。

10 蓋をあけ、完全に水分を飛ばし、焼き色を付けたら火を止めます。
フライパンを軽く揺すり餃子がはがれることを確認したら、フライパンに器をかぶせてひっくり返して完成です♪

 
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