私がハンバーグの美味しさに改めて気づいたのは、数年前、山手線沿線にある会社に勤めていた頃、駅から徒歩数分のところにある、かの有名ハンバーグ店を訪れた時のことだった。
川沿いに並んで待つこと1時間。
ようやく入店し、特製ハンバーグを注文。テーブルに運ばれてきたときの高揚感もさることながら、一口口にした時の味は堪らなく美味しかった。
お肉は黒毛和牛を100%使用。かなり肉感のある印象ながらまったくしつこくなく、柔らかさ、溢れ出す肉汁、旨みと、どこをとっても本当に感動する味だった。
あんなジューシーなハンバーグが作りたいなぁ。
(もうだいぶ昔のことなので忘れてしまったけれど感動は残っています笑)
そう思い、改めてポイントに添って丁寧にハンバーグを作ってみることにした。
ふっくらジューシーなハンバーグを作るコツは大きく3つ。
1つめは、挽肉をしっかり捏ねること。
玉ねぎやパン粉を混ぜる前の段階で、お肉に粘りが出るまでしっかり練り上げると、肉の中に旨みを閉じ込めることができる。
2つめは、しっかりとタネの中の空気を抜くこと。
タネに空気が入っていると、焼いたときにお肉が割れてせっかくの肉汁が流れ出てしまう。
そこで肉汁をしっかりとお肉の中に閉じ込めるためにも、両手でキャッチボールをするように10往復くらいタネを投げ合い、その名の通り、ミートボールを作るのである。
3つめは、焼くときにタネの中央をくぼませること。
お好きな形に成形後、フライパンにタネを置くときに、タネの真ん中をそっと手で押さえてくぼませる。
こうすることで「周りは焦げたのに中は生焼け…」という悲しい結末を回避することができる。フライパンにお肉を密着させて均等に火を通すためにも効果的である。
さて、丁寧にタネを作りこんだら、あとは火加減を見ながら蒸し焼きにするだけ。
これで名店に引けをとらない(?!)ハンバーグを楽しむことができるのです。
せっかく時間をかけて作るからこそ、ジュワ~ッと溢れ出す肉汁を堪能したいですよね!
出来立てのハンバーグにナイフを差し込む瞬間のときめきを楽しみに、今夜はハンバーグを作ってみませんか?
材料
- 牛豚合い挽き肉 … 250g
- 玉ねぎ … 50g(1/4個)
- れんこん … 50g
- みょうが … 1個
- しょうが … 1片
- 塩こしょう … 少々
- ナツメグ … 少々
- パン粉 … 1/2カップ
- 牛乳 … 大さじ2
- 卵 … 1個
- 水 … 50ml
- サラダ油 … 大さじ1
*トッピング
大根 … 100g
大葉 … 4枚
a)めんつゆ … 大さじ3 *希釈せず使用
a)みりん … 大さじ2
a)酒 … 大さじ1
a)さとう … 大さじ1
a)バター … 10g
数量:
2人分
調理時間:
50分
予算:
約800円
難易度:
★★★☆☆
作り方
1 たまねぎをみじん切りにし、600Wのレンジで2分加熱します。
れんこんはみじん切りにし、水にさらした後、600Wのレンジで1分加熱します。
*れんこんは加熱すると黒くなるので1分程度にしましょう♪今回はたまねぎと一緒にレンチンしてしまい黒くなってしまいました…(笑)が、味には影響はありません。
*れんこんがない場合は、たまねぎを2倍使用してください♪
みょうがは皮をとり、皮は千切りに、残りは輪切り(またはみじん切り)にします。
大葉は重ねて千切りにします。
生姜と大根は皮をむき、それぞれすりおろします。
パン粉に牛乳を回しかけ、染み込ませます。
2 挽き肉、塩こしょう、ナツメグをボウルに入れ、粘り気が出るまでよく捏ねます。
生姜、みょうが(輪切りのみ)、たまねぎ、れんこん、パン粉、卵を加え、さらによく混ぜ合わせます。
3 半分(または1/3)を手に取り、両手でキャッチボールのように10回ほど往復させ、中の空気を抜き、小判型に成形します。
4 フライパンにサラダ油をひき中火で熱します。
ハンバーグのタネを入れて真ん中を軽くくぼませたら2分焼き、ひっくり返してさらに1分焼きます。
水を加え、蓋をし、弱火で6分蒸し焼きにしたら出来上がりです♪
器に盛り付けましょう。
5 ソースを作ります。
ハンバーグを焼いていたフライパンに、油は拭き取らずにa)の材料をすべて加え、中火でとろみがつくまで煮詰めます。
6 4)のハンバーグに、お好みでみょうが、大根おろし、しそ、あれば糸唐辛子などを乗せ、ソースを回しかけたら完成です♪
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