日本人なら必ず耳にしたことがあるのではないかと思う不朽の名曲。
かつ日本のみならず外国でもヒットチャートを賑わせた実績をもつその曲の名は―。
坂本九さんの「上を向いて歩こう」であり、外国では「sukiyaki」として有名である。
この曲がなぜ「sukiyaki」と称されるようになったかと言うと、諸説あるが、「名付けたイギリス人が、日本と言えばすき焼きだというイメージを持っていたから」「単純に好きだったから」といった説が有力で、あまり驚くほどの理由は実はない(笑)。
ただ、そこはポジティブに、気に入ってもらえて良かったではないかと考えたい。
そして実際のところ、外国の人にとって「すき焼き」は、「寿司」「天ぷら」と並び称されるほどに人気なのかということを、改めて外国の友達に尋ねてみたことがある。
・・・すき焼きについて改めて説明したところ、彼は怪訝な表情を浮かべた。
「醤油と砂糖で甘辛く焼いた肉を、生卵につけて食べる?!」
それは本当に美味しいのかと、彼は言った。
いわゆる「割り下」の味が想像しにくいのはもちろんだが、やはり噂通り、海外では生卵を食べる文化はないようだ。彼自身も二十数年間食べたことがないと言う。
そんな彼や生卵が苦手な外国人の方にも、少しでもすき焼きの美味しさを感じてもらうにはどうしたらいいだろうか。
いっそ生卵を入れずに食べてもらう?いやいや、卵がないすき焼きはすき焼きじゃないじゃないか…。
そう自問自答していた矢先、Chrysanがヒントをくれた。
「仕事の都合でよく利用している『今半』のお弁当は、半熟卵が入っているよ」と。
なるほど。それは考えもしなかったが、確かに日本を代表するすき焼きの名店がそうされているのであれば間違いないのではないか。
そんな期待を抱きながら、友達が我が家に遊びに来た時に半熟卵のすき焼きを出してみたところ・・・。
生卵のつるっと感がなくなるので食べやすいらしく、半熟効果は好評だったのだ!個人的にも、やはり合うなと感じた。
“幸せは雲の上に”。そして鍋の中に―。
コロナ感染拡大の影響は大きく、連日暗いニュースが続きますが、急に状況が変わらないのであれば、せめて少しでも日々前向きに過ごしたいですよね。”上を向いて歩こう”よと♪
そんな坂本九さんの歌を思い出しながら―。本日の献立に「すき焼き」はいかがでしょうか。
材料
- 牛肉(薄切りロース) … 300g
- 白菜 … 1/4個
- 長ねぎ … 1本
- 春菊 … 1袋
- 人参 … 1/2本
- しいたけ … 4つ
- えのき茸 … 1袋
- 焼き豆腐 … 1丁
- しらたき … 1袋
- 割り下(調味料)
a)醤油 … 100ml
a)みりん … 100ml
a)酒 … 100ml
a)さとう … 大さじ3 - 卵 … 2個
- 牛脂 … 適量
数量:
2人分
調理時間:
45分
予算:
約900円
難易度:
★★☆☆☆
作り方
1 野菜を食べやすい大きさに切ります。
白菜は一口大、長ねぎと春菊は5cm幅に、人参は1cm程度の輪切りにします。
えのき茸は石づきを取り、しいたけは石づきを取り、焼き豆腐は2cmほどの厚さに切ります。
*しらたきは今回は結んであるものにしましたが、そうでない場合は、10cm程度に切り分けます。
*今回は人参、しいたけは飾り切りにしました♪
2 鍋を中火で熱し、牛脂を溶かします。
長ねぎと白菜の厚い葉の部分を入れ、焼き色が付いたら鍋の端に寄せます。
3 牛肉を焼きます。牛肉に火が通ったら、すべての具材と割り下(調味料)を順に入れます。
4 鍋を弱火にし、蓋をして煮込みます。
*割り下が足りないときは追加したり、煮詰まり過ぎたときはお酒やお水を足して薄めたりしてください。
*野菜に火が通ったら(白菜がしんなり柔らかくなったら)食べ頃です♪
5 簡単♪温泉卵の作り方
別の鍋にたっぷりのお湯を沸かし、ボコボコ沸騰したら卵をそっと入れ、蓋を開けたまま、待つこと11~12分です。
6 器に盛り付けたら、温泉卵をのせて完成です♪
- MAIN DISHES, レシピ
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